高血圧症の有病者は日本の3人に1人の割合だとされ、日本の国民病として位置づけられています。また高血圧症は放置しておくと様々な病気のリスクを高める恐ろしい病気です。正しい治療方法を学び健康な体をつくりましょう。

高血圧症に悩まされる男性

高血圧の人は市販の風邪薬が禁忌の可能性

高血圧で薬を服用されている方は、薬の飲み合わせや禁忌の食品等に気を付けている方は多いと思います。
ですが、普段何気なく飲んでいる市販の風邪薬や鎮痛剤に注意が必要だということを知らない方も多いのではないでしょうか。
風邪薬や咳止め薬に配合されていることがある、交感神経刺激薬(塩酸メトキシフェナミン、塩酸メチルエフェドリン等)は末梢血管を収縮させる作用や、心機能を亢進させる作用をもち、血圧を上昇させる可能性があります。
鎮痛剤に配合されている、抗炎症剤(グリチルリチン酸、グリチルリチン酸ニカリウム等)はナトリウムやクロル、水分を体内に取り込む作用や、カリウムを排出させる作用があり、血圧を上昇させたり、むくみを生じさせる作用があります。
グリチルリチンを一日400hg以上摂取すると高血圧が出現したとの報告もあり、非常に注意が必要です。
上記の成分は食品の甘味料として調味料や魚介加工品、御菓子、飲料等に一般的に使用されています。そのため、知らないうちに重複して摂取している可能性があるので注意が必要です。
そしてなんとなく漢方系の薬は、作用が穏やかで副作用が少ないというイメージを持たれている方は多いと思います。
ですが、漢方系の風邪薬に良く配合されている麻黄(マオウ)はエフェドリンを主成分とするため、血圧を上昇させるおそれがあります。
非ステロイド性鎮痛消炎剤は血圧を上げる可能性があり、多く摂取すると腎臓にダメージを与える可能性もあります。
このように、一般に市販されている薬でも高血圧の方には非常に注意が必要で禁忌となる成分が含まれている可能性があるので、医師や薬局の薬剤師の方等に禁忌となる成分が入っていない薬をあらかじめ聞いておいたり、相談される事をおすすめします。