高血圧症の有病者は日本の3人に1人の割合だとされ、日本の国民病として位置づけられています。また高血圧症は放置しておくと様々な病気のリスクを高める恐ろしい病気です。正しい治療方法を学び健康な体をつくりましょう。

高血圧症に悩まされる男性

高血圧症治療にテープ剤を使用する際に絶対ダメなこと

高血圧の治療に用いられる成分の1つにビソプロロールがあります。これは、心拍数を減少させ血圧を下げる効果があり、これによって心臓の負担が軽くなり、心臓を休ませることができます。これまで、このビソプロロールは、飲み薬として摂取することが一般的でしたが、近年、ビソプロロールのテープ剤が製造承認を取得したことから、注目を集めています。

テープ剤とは、文字通りテープ状になった貼り薬のことであり、有効成分を皮膚から吸収することができます。その最大のメリットは、嚥下障害などで飲み薬を飲めない患者でも利用できることであり、特に高齢者に向いていると言えます。高血圧が基本的に高齢者に多い症状であることからすると、高血圧とテープ剤の相性は良いと言えるでしょう。

使用法としては、1日1回テープ剤を貼り、24時間ごとに貼り換えます。貼る場所は胸部、上腕部、背部などが良いのですが、皮膚が赤くなったり、かゆくなるといった副作用が現れることがあります。そのため、貼る場所は毎回変えた方が負担が少なくなります。また、ある1日にテープを張り忘れたからといって、翌日に2枚分のテープを貼ると、心不全などの重大な副作用を引き起こす可能性があるため、絶対にやってはいけません。

また、同じく絶対的に避けるべき事例としては、心不全、喘息の他、レイノー症状、間欠跛行などの末梢循環障害がある場合が挙げられます。この場合も、症状を悪化させる恐れがあるためです。さらに、絶対的というわけではありませんが、持病やアレルギーのある人、また妊娠中の場合や継続的に服用している薬がある場合も注意が必要です。このような場合は、医師に相談した方が良いでしょう。